Trend Summit 2013 - 2014

トレンド総研では、毎年12月に、生活者への意識調査結果やメディア動向などをもとに、その年のトレンド分析および、翌年のトレンド予測を実施しています。

本年は、『トレンドサミット2013 - 2014』と題し、商品ジャーナリスト・北村 森 氏をゲストにお迎えした「トレンド座談会」や、各分野の有識者への「2014年のトレンド予測インタビュー」を実施いたしました。

2014年注目のキーワード 生活

牛窪恵氏
答えてくれたのは牛窪 恵 氏
1968年東京生まれ。世代・トレンド評論家。マーケティングライター。財務省財政制度等審議会専門委員。 日大芸術学部映画学科卒業後、大手出版社に入社。5年間の勤務の後、フリーに。 2001年4月には、マーケティングを中心に行う有限会社インフィニティを設立。 現在、『日経ウーマンオンライン』、『プレジデント』、『AERA』などに連載、または定期寄稿中。 近著は『大人が知らない「さとり世代」の消費とホンネ」』(PHP研究所)。 「おひとりさま(マーケット)」「草食系(男子)」は05年、09年の新語・流行語大賞に最終ノミネート。 現在、「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)、「キャスト」(朝日放送)などにも出演中。

ラグジュアリーホテルブーム

「アンダーズ 東京」と「AMAN TOKYO」。2014年、世界的なホテルブランドが東京に登場します。また来年からさ来年にかけて、京都にもフォーシーズンズとザ・リッツ・カールトンが進出。ホテル業界が注目を集めることは、間違いありません。
「コンラッド東京」、「マンダリンオリエンタル東京」など、有名ホテルが続々とオープンした、いわゆる「第2次ホテル戦争」。当時(05~07年)は、既存のホテルも巻き込み、各ホテルが一斉に新たな取り組みを打ち出しました。効率を追求するそれまでの流れから一転、多様な客室や連泊プラン、女子会プランなどが登場。宿泊者の選択肢は大きく広がりました。
2014年も、新しいホテルの利用スタイルが生まれることが期待されます。「メーカータイアップの客室」や、お盆やクリスマス時期でも「おひとり様プラン」を打ち出すなど、すでに新たな提案が生まれつつあります。2013年は「誤表記問題」などに揺れたホテル業界も、2014年はインバウンドの伸びやホテル好きな女子を中心に、宿泊者のニーズに応える、「“おもてなしブーム”が起こるのでは?」と思っています。

グランピング

2014年は、スポーツのビッグイベントが多い年。スポーツ熱が高まり、アウトドアへの関心も高まりそうです。しかし、現在の消費の中心である“バブル世代”とその子どもに当たる“さとり世代”は、アウトドアブームをさほど体験していない世代。本格的なアウトドアへの敷居は、少々高いかもしれません。そんなアウトドアが苦手なバブル女子にもオススメなのが、「グランピング」です。
伊勢志摩や東京・豊洲エリアなどでコテージタイプのプチリッチな宿泊施設に泊まって、ゴルフやキャンプをエンジョイ。「グランピング」は、そんなちょっとリッチで上質なアウトドアスタイルのことを指します。欧米ではすでに広く受け入れられ始めている「グランピング」。テントスタイルの宿泊よりは割高ですが、アベノミクス効果なども後押しして、2014年、日本でも広がっていくのではないでしょうか。

プチミストサウナ

リフォーム型のミストサウナが、ここ数年盛んにPRされているのを目にします。そのオシャレなイメージの通り、ハイエンド層を中心に受け入れられ始めているのが現状です。2014年、このミストサウナをより手軽にお風呂で楽しめる「プチミストサウナ機器」が流行ると思います。
サウナなど、蒸気の健康&美容効果や冷え性対策は広く理解されているところです。これまでのリフォームという形ではなく、自宅のお風呂で手軽にミストサウナを楽しめる機器であれば、そのハードルは一気に低くなります。2014年も、家中トレンドの流れは大きくは変わらないでしょうし、「健康効果を強く意識したシニア層」や「美容効果を意識した若い世代」にまで、ターゲットのすそ野を広げ、注目を集めるでしょう。