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年賀状にみる年収と出世に関する調査レポート

ビジネス
2014.12.11

年賀状にみる年収と出世に関する調査
“デキるビジネスマン”は年賀状を送っている
年賀状を送っている人は平均年収が140 万円高く、出世が早い!
マナー講師・美月氏が語る、ビジネスにおける“年賀状活用術”

 
 
トレンド総研(東京都渋谷区)では、2014年12月4日(木)に年賀状に関する調査の第1弾として、プライベートシーンにおける年賀状について調べた、「年賀状に関する調査レポート第1弾 ~年賀状にみる夫婦関係~」(URL:http://www.trendsoken.com/report/residence/1095/)を発表しました。
第2弾では、ビジネスシーンでの年賀状にみる年収・出世の実態について、20代から50代までの会社員・男女500名を対象に、アンケート調査を行いました。社内の人宛てに送る年賀状を対象に、年賀状を送っている人と送っていない人でどのような差があるかを検証。さらに、マナー講師の美月 あきこ氏に取材を依頼。“デキるビジネスマン”になるための年賀状活用法について紹介します。


▼調査結果サマリー

【調査結果】 ビジネスシーンにおける“年賀状事情”に関する調査
◆ 年賀状を送っている人の方が、送っていない人より平均年収が140 万円も高い
◆ 部下・後輩からの年賀状に上司・先輩世代の約7 割が好印象を抱くと回答

【専門家インタビュー】 マナー講師・美月氏に聞く、“デキる人”の年賀状とは
◆ 年賀状を含めた手書きの“生きたコミュニケーション”をうまく使える人は
ビジネスでも、プライベートでもコミュニケーション上手な“デキる”ビジネスマン
◆ 年賀状に添える一言は「2人で共有できる話題」がベスト

 

1.【調査結果】 ビジネスシーンにおける“年賀状事情”に関する調査

 
■ 年賀状を送っている人と送っていない人の年収差は平均140 万円。出世も早い
 
まず、社内の人に年賀状を「送っている人」と「送っていない人」に分け、「年収」について比較しました。年賀状を送っている人の平均年収は535 万円なのに対して、送っていない人では395 万円と140 万円もの差がありました。年代別にみると、20 代が33 万、30 代が137 万、40 代が108 万、特に50 代では215 万の差がみられました。あまり年収差が出にくい20 代のうちから差が出始め、ベテランになるとその差は200 万以上も開きがあることが判明。年賀状を送っている人の平均年収は、送っていない人のそれと比べて3.5 割増。年賀状を送る習慣のあるビジネスマンほど、年収が高い傾向にあることが明らかになりました。

この年収の差の裏側には、出世の違いがあるようです。年賀状の送付と役職の有無を見てみると、年賀状を送っている人のうち、役職に就いている人は40%なのに対し、年賀状を送っていない人のうち、役職に就いている人は13%。

その差は3倍以上もありました。こちらも年代別にみてみると、20代から50代まで、各年代で同様の傾向がみられました。 若手の20代でも、ベテランの50代でも、年賀状を出す人は年代や社会人歴にかかわらず出世していると言えます。

こうした結果を受け、「出世スピード」と年賀状の関係について調べると、「自分は昇進・昇格のスピードが早いと思う」と答えた割合は、年賀状を送っている人では65%と半数以上なのに対し、送っていない人では35%と、年賀状を送っている人の方が出世が早い傾向であることが判明しました。
年賀状を社内コミュニケーションツールとして有効活用している人ほど、出世が早い傾向があると言えそうです。

   [グラフ 1]                [グラフ 2]
グラフ1 グラフ2

 
 
■ 上司・先輩世代の7割が、部下・後輩からの年賀状に好印象
 
次に、年賀状を受け取る側の印象について調査しました。「部下や後輩から年賀状を受け取った際に、どう思いますか?」と聞くと、「嬉しいと思う」が最も多く42%、次に「印象が良くなると思う」(26%)、「かわいくみえると思う」(11%)と続き、部下・後輩からの年賀状にポジティブな印象を受ける上司・先輩世代は多く、こうした好印象を受けるという人は69%と約7割でした。

そこで、年賀状にまつわるエピソードについて聞いたところ、「年配の先輩に今時珍しいと評価をもらった」(中堅・女性28歳)、「若いのに送ってくるなんて感心すると褒められた」(若手・女性22歳)など、若い世代が年賀状を送ることで好印象を与えた経験を持つ人がいることがわかりました。

ちなみに、年賀状を送っている人のプライベートについて聞くと、「恋人、または配偶者がいる」という人の割合は、76%。一方、送っていない人では56%と大きな差がみられました。特に20代では、年賀状を送っている人で、恋人・配偶者がいる人は78%、送っていない人は49%と、各年代で最も大きな差がみられました。ビジネスシーンで年賀状を送る人は、プライベートシーンでも充実した生活を送っている様子が伺えます。

[グラフ 3]
グラフ3

 
[調査概要] 
・ 調査対象:20代~50代 会社員 500名 (各年代125名ずつ均等割付・男女均等割付)
 ※社員50名以上の会社に所属している方(経営者は除く)
・ 調査期間:2014年11月10日(月)~2014年11月11日(火)
・ 調査方法:インターネット調査
・ 調査実施機関:楽天リサーチ株式会社
 
 

2.【インタビュー】 マナー講師・美月氏に聞く、“デキる人”の年賀状とは

 
次に、マナー講師で、人財育成トレーナーとしても活躍する美月あきこ氏にビジネスにおける年賀状についてお話を伺いました。
 
■ 年賀状など手書きの“生きたコミュニケーション”をうまく使える人は、
  ビジネスでも、プライベートでも、コミュニケーション上手な“デキる”ビジネスマン

 
年賀状を送る人は、年代にかかわらず、20代の若手でも“デキる人”が多いです。年賀状を送る習慣がある方には筆まめな方が多く、メールや電話なども含め、コミュニケーションが得意な傾向があります。トップセールスマンはビジネスでもプライベートでも相手の懐に入るのが上手だと言われますが、それは人とのつながりを大切にし、人とのコミュニケーションに敏感だからです。

そんな“デキる人”は、年賀状などの手書きのコミュニケーションを上手く使い分けています。ビジネスではメールや活字印刷の書類などが多く用いられますが、実は人にはそういった無機質な文字をしっかり読みこまない傾向があります。しかし、そのなかに一言でも手書きの文字があるだけで、しっかりと読むようになるのです。そして、そのような手書きの“生きたコミュニケーション”は、とても印象に残るものです。

近年メールやSNSなどでのコミュニケーションが増え、手書きや対面での“生きたコミュニケーション”が無くても人間関係が成り立つようになってきていると思われていますが、そんな中で年賀状は、年に一度そんな“生きたコミュニケーション”ができる貴重な機会であり、絶好のチャンスでもあります。特に若い人については、送るだけで「若いのにしっかりしている」ということを相手に印象付けることができます。年賀状を送る際には手書きの一言で、印象に残る“生きたコミュニケーション”を意識してください。このひと手間で、相手に与える影響は大きく変わります。
 
■ 年賀状に添える一言は「2人で共有できる話題」がベスト
 
そもそも年賀状とは、新年の挨拶回りを簡略化したもの。それをさらにメールやSNSで簡略化すると、年賀状を当たり前のように送ってきた年上の世代からすると「ありえない」となってしまいます。社内の人宛てに送る年賀状の範囲としては、最低限自分が所属している部署の方には送るべきです。また、あまり話したことがない人でも、部署の統括をしている人や、廊下で声をかけてくれるなど自分のことを気にかけて下さっている方には送った方が良いでしょう。

印刷されたものをそのまま送るのではなく、必ず手書きで一言添えるようにしてください。添える一言は、送る相手と自分との2人で共有できる話題がベスト。例えば、話し合って決めた目標や、その方からいただいたアドバイスにより変化した意識などが良いです。また、前の年に失敗した際にフォローをしてくれたエピソードなどがあれば、なお良いです。ビジネスでもプライベートでも、テンプレートの言葉ではなく、“生きたコミュニケーション”を意識して、“デキる”ビジネスマンの習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。
 
▽美月 あきこ (みづき あきこ) – マナー講師 –
大学卒業後、日系および外資系航空会社にて国際線客室乗務員として17年間勤務。
その後、人財育成トレーナーとして、接遇サービス、対人コミュニケーションについての講演・研修を企業や団体にて行う。客室乗務員時代に身につけたファーストクラス仕様のサービスを元にした、ユニー クな研修手法が好評を博す。すぐに効果の上がる「売れる営業マン・販売員」研修は全国からオファーが絶えず、年間180回以上の研修と講演を行う。著書に、ベストセラーとなった『ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣』シリーズ、『15秒で口説く エレベーターピッチの達人』など、多数。

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調査名
ビジネスシーンでの年賀状にみる年収・出世の実態調査
調査対象
20代~50代 会社員 500名
(各年代125名ずつ均等割付・男女均等割付)
※社員50名以上の会社に所属している方(経営者は除く)
調査期間
2014年11月10日~2014年11月11日
調査方法
インターネット調査
オピニオン取材
美月 あきこ
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