梅雨入りした地域も多くなり、雨対策グッズが必要な季節となりましたが、2016年は進化した「ビニール傘」に注目が集まっているようです。2016年5月31日に放映されたTV番組「マツコの知らない世界」では、進化系ビニール傘を特集。強度の高いものや、折り畳めるものなどが紹介され話題となりました。また、小売大手のイオンもユーザー自身で着せ替え可能のファッショナブルなビニール傘「fururi」を発売。ビニール傘は単なる「使い捨て」の傘ではなくなりつつあるようです。
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テレビ・新聞・雑誌・WEBニュースなどのマスメディアとTwitterやブログなどのソーシャルメディアを分析し、今世の中で話題のキーワードをピックアップしてお届けしています。
- 2016.06.10進化系ビニール傘
- 2016.04.08家事代行サービス
外国人による「家事代行サービス」が2016年3月より国家戦略特区となった地域で解禁されました。これまで外国人が家事代行サービスに従事するために来日することは禁止されていましたが、昨年政府が特区での実験的受け入れを決定。女性の家事負担を減らし社会進出を促すことが主な目的とされています。留守中の家に他人を入れることや家事のアウトソーシングに抵抗があるという声も目立つ中、それを打開し、他の地域に広げることができるのか、期待が寄せられています。
- 2016.04.01シンデレラ体重
数年前に登場した「シンデレラ体重」という言葉が3月にニュースサイトで取り上げられ、10代の女性を中心に新たな“理想体重”として盛り上がりを見せています。身長(m)×身長(m)×20×0.9で計算される「シンデレラ体重」は、身長(m)×身長(m)×22で計算される標準体重に比べかなり軽いもので、過激なダイエットの危険性も指摘されています。過度なダイエットや痩せ過ぎに対する懸念が広がる一方で、こうした話題によって、依然として根強い女性たちの痩せ願望が表れたと言えるかもしれません。
- 2016.03.25ライドシェア
一般のドライバーが、自家用車で賃走する「ライドシェア」。高齢・過疎化によって公共交通機関の空白が進む地域では、住民の交通手段が課題となっています。そこで2016年4月から、京都府京丹後市では特例を用いて、ライドシェアサービスを開始。運用に配車サービス『Uber』のシステムを使い、話題となりました。政府は規制を緩和する方針ですが、タクシー業界の反発があるほか、事故の場合の責任の所在や安全性に懸念も。今後、規制緩和の広がりに関心が高まりそうです。
- 2016.03.18寝落ち友達
眠りにつくまで、チャットや通話で話す「寝落ち友達」が話題です。目的は、あくまで“眠るまで話をする”ことだけ。相手はSNSや掲示板などで募集をかけて見つけるようで、基本的には、見ず知らずの間柄です。SNSによって24時間他人と繋がることに慣れてしまった今、リアルな友達との“SNS疲れ”がありつつも、起きている間は、誰かと繋がらずにはいられないという、現代特有の寂しさが背景にあるようです。
- 2016.03.11友の会
百貨店の「友の会」に入会する人が増えています。「友の会」は、12か月間一定の金額を積み立てると13か月分の積立額と同額の商品券がもらえる仕組みが一般的で、価格に敏感な女性から利回りの良い“金融商品”として支持を集めているようです。マイナス金利によって銀行預金の金利が下がったことや消費増税の影響で、賢く貯蓄・投資したいという消費者の意欲が高まっている今、従来の金融商品の需要も増加傾向にあり、今後もこうした“金融商品”のニーズは増えていくことが予想されます。
- 2016.03.04グルメハラスメント
「食べ方のこだわりを人に押しつける」など、食事に関するハラスメントを指す「グルメハラスメント」がTV番組を発端に話題に。近年、ライフスタイルや価値観の多様化、ネットの発達などの影響を受けて「○○ハラ」という言葉が増加していますが、安易に“ハラスメント”にすることへの批判も見られます。その一方で、キャッチーな言葉になることで関心を集めやすく、潜在化していた社会問題などが表面化し、議論のきっかけになるという一面もあるようです。
- 2016.02.26友友介護
2016年2月23日号の『女性自身』で取り上げられた「友友介護」。主に子どもに迷惑をかけたくないという思いから、同世代の友人たちと互いに協力して老後を生きていくことを指します。昔からの友人だけでなく、同じ地域の人々と将来を見据えて新たなコミュニティを築き、“生涯の友”として備えるケースも。全ての団塊世代が後期高齢者になる2025年が近づき、家族と介護の問題が大きな課題になっている中、地域と結びついた新しい介護の形は注目を集めそうです。
- 2016.02.19かかりつけ薬局
2016年度は2年に一度の診療報酬改定の年度。今回検討されている改定案には、“かかりつけ”機能を果たす薬局への報酬増額が盛り込まれました。目的は、国の医療費圧迫で近年問題となっている残薬を減らすこと。患者一人ひとりが自分の「かかりつけ薬局」を毎回利用し、患者が余らせている残薬をそれぞれの“かかりつけ”薬剤師が管理するのが狙いです。この改定が残薬問題解決の糸口となるのか、施行後はさらに注目が集まりそうです。
- 2016.02.12きょうだいリスク
きょうだいリスクとは、親が養えなくなったときに自立できないきょうだいを支える人の負うリスクを指す言葉。2015年8月、2016年2月と2回にわたって掲載された「AERA」の特集が大きな波紋を呼んでいます。特集では引き受けたきょうだいの子供にまでリスクが降りかかる可能性も示唆。収入の不安定な中年世代が増え、年金など老後への不安も大きくなっている今、「きょうだいの世話」という負担が社会問題として表面化しつつあります。